マルチバイト準対応のUnicode環境専用cowsayクローン。
ただし、特殊文字が含まれる場合は、相変わらずズレてしまいます。
cowsayの-W
オプションに該当するものはありません。(常に-n
つきの状態)
- GNU Make
- gcc or clang
- pkg-config
- glib-2.0
# echo 'deb http://ssiserver.moe.hm/pub/debian ./' >> /etc/apt/sources.list
# apt-get update
# apt-get install clangsay
依存パッケージとしてcowsay、pkg-config、glibがインストールされます。
-
全てインストールする場合(cowファイルを共有) cowsay側のパスに対して、cowファイルのインストールが行われます。
% brew install 844196/Renge/clangsay
-
zsh補完関数もインストールする場合
% brew install --zsh-completion 844196/Renge/clangsay
上記のコマンドを実行した際に、補完関数をインストールしたディレクトリを示す下記のようなメッセージが出ます。
zsh completion has been installed to: /usr/local/share/zsh/site-functions # Homebrewの導入先により異なります
このパスを
$fpath
に追加するか、既にパスの通っている任意のディレクトリに_clangsay
を移動して下さい。 -
cowsayとcowファイルを共有せずにインストールする場合 cowsay側のパスではなく、
$(brew --prefix)/cellar/clangsay/<version>/share/clangsay/cows
に対して、cowファイルがインストールされます。% brew install --without-cows 844196/Renge/clangsay
-
全てインストールする場合
% make # make install
-
実行ファイルのみをインストールし、cowsayとcowsを共有する場合
% make COWPATH="/usr/local/share/cowsay/cows" # パスは環境に合わせてください # make install-bin
その他のオプションに関しては、INSTALL.ja
をご覧下さい。
$(PREFIX)/share/clangsay/compdef/_clangsay.zsh
を_clangsay
として、$fpath
の通ったディレクトリにコピーして下さい。
現状では、シェルの環境変数$COWPATH
に対して複数のディレクトリを登録している場合、優先順位の一番高いディレクトリの補完しかできません。(ごめんなさい)
基本的にcowsayのオプションと同様です。
% export COWPATH="~/.cows" # COWPATHを指定したい場合
% clangsay foo bar baz
____
/ foo \
| bar |
\ baz /
----
\ ^__^
\ (oo)\_______
(__)\ )\/\
||----w |
|| ||
% clangsay "foo bar baz"
____________
< foo bar baz >
------------
\ ^__^
\ (oo)\_______
(__)\ )\/\
||----w |
|| ||
% cat /proc/meminfo | head -n 10 | clangsay
____________________________
/ MemTotal: 6107204 kB \
| MemFree: 614952 kB |
| MemAvailable: 4587172 kB |
| Buffers: 865520 kB |
| Cached: 666056 kB |
| SwapCached: 0 kB |
| Active: 1873528 kB |
| Inactive: 765352 kB |
| Active(anon): 1157912 kB |
\ Inactive(anon): 37476 kB /
----------------------------
\ ^__^
\ (oo)\_______
(__)\ )\/\
||----w |
|| ||
--think
オプションでは、cowthinkのような「牛さんが考える」動作になります。
% echo "プカプカ" | clangsay --think -f iwashi.cow
_______
< プカプカ >
-------
o
o
____ _______
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cowsayに於ける-W
オプションはありませんが、nkfの-f
オプションを介すことで、同等の機能を実現できます。
詳しくはclangsay --help
をご覧下さい。
環境変数$COWPATH
は、シェルの様々な検索パスと同様に:
区切りで、複数ディレクトリの指定ができます。
% export COWPATH="/foo/bar/baz:/hoge/fuga/piyo:/ramen/oudon"
しかし「zshでの補完」で書いた通り、同補完ファイルを利用する際には優先順位の一番高いディレクトリしか補完されません。
補完対象外のファイルの詳細は、-l, --list
オプションにてご確認下さい。
なお、環境変数$COWPATH
に存在しないディレクトリが登録されている場合は無視されます。
環境変数$DEFAULT_COWFILE
は、-f, --file
オプションを使用せずに実行した場合のcowfileを置き換えます。
% echo $COWPATH
/usr/local/share/clangsay/cows
% clangsay -l | grep doseisan
doseisan.cow
% export DEFAULT_COWFILE="doseisan.cow" # ファイル名
% export DEFAULT_COWFILE="doseisan" # 拡張子省略
% export DEFAULT_COWFILE="/usr/local/share/clangsay/cows/doseisan.cow" # パス指定
- Masaya Tk
yasunaに続き、clangsayのHomebrew用リポジトリまで提供して頂き
更にはユニークなcowfileまで作って頂きました。本当に有難うございました。
詳細はAUTHORS
のクレジットをご覧下さい。
sasairc (https://github.com/sasairc)