monsia3
=======

Glade-3.4.5をベースにした日医標準レセプトソフトのための画面定義体編集ツールです。
同じ画面定義体編集ツールのmonsia0と互換性があります。

特徴
~~~~
 * monsia0で編集したgladeファイルの読み込みが可能です。
 * monsia0で読み込み可能なgladeファイルを出力できます。
 * glade-3フォーマットのファイルの読み書きは * できません *

ソースの取得
^^^^^^^^^^^^
以下のコマンドで取得できます。

 % svn export http://www.montsuqi.org/svn/monsia3/trunk

使用方法
~~~~~~~~
基本的にはmonsia0と同様です。
細かい部分はGlade-3.4.5のマニュアルを参照してください。

monsia0からの変更点
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
% monsia0から置き換えられたウィジェット

以下のウィジェットはmonsia3では置き換えられています。
これらはgladeファイルの互換性維持のため、出力時にはまた旧名に変換されて出力されます。

 * 旧名           -> 新名
 * GnomeFileEntry -> GtkPandaFileEntry
 * GnomePixmap    -> GtkPandaPixmap
 * GtkPandaPS     -> GtkPandaPDF
 * GtkWindow      -> GtkPandaWindow

% GtkRadioButtonのgroupプロパティ

monsia0では、GtkRadioButtonのgroupプロパティに任意の文字列が設定できましたが、monsia3ではgroupはウィジェット名でしか指定できません。
そのため旧gladeファイルの読み込み時にgroupプロパティを任意文字列からウィジェット名に変換しています。
またglade出力時にもgroupプロパティにはウィジェット名を指定します。

% GtkWindow(GtkPandaWindow)のプロパティ

ウィンドウタイプ

  Gtk+2.0ではGTK_WINDOW_POPUPとGTK_WINDOW_TOPLEVELしかなく、GTK_WINDOW_DIALOGがなくなっています。
  そこでmonsiaでGTK_WINDOW_DIALOG だったものは GTK_WINDOW_POPUP とします。
  逆にmonsia3でGTK_WINDOW_POPUPとしたものは出力したgladeファイルでは GTK_WINDOW_DIALOGとします。

ウィンドウの位置

  Gtk+2.0では
    * GTK_WIN_POS_NONE
    * GTK_WIN_POS_CENTER
  に加え
    * GTK_WIN_POS_MOUSE
    * GTK_WIN_POS_CENTER_ALWAYS
    * GTK_WIN_POS_CENTER_ON_PARENT
  などが追加されていまが、追加されたプロパティはGTK_WIN_POS_NONEと解釈してgladeファイルに出力します。

出力するgladeファイルの違い
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
monsia3はGtk+2.0のウィジェットを編集しているので、monsia0(=Gtk+1.2)には存在しないプロパティが多数gladeファイルに含まれる場合があります。
しかしmonsia0に含まれないプロパティはmonsia0では無視されるため問題ありません。

日レセの画面定義体を作成する場合の注意事項
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日レセの画面定義体の場合、以下の2つのパターンのいずれかである必要があります。
この2パターン以外の場合は、クライアントが正常に動作しません。

 * GtkPandaWindow(GTK_WINDOW_TOPLEVEL)
   + GtkFixed[1024x744]
     + GtkWidget...

 * GtkPandaWindow(GTK_WINDOW_POPUP)
   + GtkWidget...